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石製品修復

二宮金次郎の折られた首と本

石製品は一般的に、野外に置かれるため風化していきます。
石の風化は趣があって良いのですが、人の形をした彫刻のように細い部分があると首が折れたり手や足が折れたりします。
さすがに首が折れたまま放置しておくわけにもいかないので、石をつないで修復するか、同じ形で作り直します。
あまり古い石製品は石質の柔らかい材料を使っていることが多いので、修復してもまたすぐに風化してしまいます。
そのため基本的には新しい石で作り直したほうが耐久性も強く長持ちします。
ですが、昔からあるお地蔵さんや、想い出がありどうしても壊したくない石製品、新しいものを作る予算がないなど、いろいろな事情があると思いますので、あらゆる相談に乗らせていただきます。

色の入れ直し

彩色した石製品は色がはげたり汚れてくるときたなく見えてしまいます。この例は古い塗料を一回剥がしてから塗り直しているので、綺麗になっています。

舟型地蔵の色入れ直し前 舟型地蔵の色入れ直し後

欠けた部分補修

きつねの鼻が欠けて、耳と頬に傷が入っていた状態を補修した例です。

狐の顔の欠けた状態 狐の顔を修復後

折れた部分補修

二宮金次郎の首と本が折られて、鼻も欠けてしまった状態でした。折れた状態では見ていてつらいとの施主の思いで修復することになりました。継ないだ部分はよく見れば分かりますが、「折れていることを知らずに見たらわからん」と施主に喜んでいただきました。

二宮金次郎の首と本が折られた状態 二宮金次郎の折れた部分を修復後

古い地蔵の修復手順

古い地蔵の右手と足が折れた状態

問い合わせ

古いお地蔵さんの右手と足が折れているので、修復して欲しいと依頼がありました。古くて柔らかい石なので修復してもすぐに風化する恐れがあると伝えましたが、祠を作って中に入れるとのことでした。

右手と足を補修している画像

補修作業

石はもともとお地蔵さんの周りにあった同じ種類の石を使用させていただきました。右手は無くなっていたので石を接着して彫り直し。足は折れているだけでしたのでそのまま接着しました。

右手と足を修復後

据付作業

右手と足を修復した後、現地まで据付に行きました。似た石を使ったとはいえ、右手は新しく作り直したので少しだけ違和感はありますが、施主は気にならないと喜んでいただきました。

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